ストレートパーマと縮毛矯正の違いとテクニックを美容師が解説
2023/08/30
髪のスタイルを変える際に、ストレートパーマや縮毛矯正を行う方が多くいます。しかし、この2つの施術にはどのような違いがあるのでしょうか?美容師の視点から、ストレートパーマと縮毛矯正の違いや、それぞれのテクニックについて紹介したいと思います。
目次
ストレートパーマと縮毛矯正の違いとは
ストレートパーマと縮毛矯正は、どちらも髪の毛をストレートに仕上げるサービスですが、その手法や価格、仕上がりなどに違いがあります。 ストレートパーマは、薬剤を使って毛髪の角質層を柔らかくし、髪の形を変えることでストレートに仕上げます。縮毛矯正は、アルカリ性の薬剤で毛髪の弱い結合を断ち切ることで、根元から毛先まで髪をストレートにするものです。つまり、ストレートパーマは薬剤の力で形を整えるのに対し、縮毛矯正は髪の弱い結合を断ち切って髪を整えることが特徴です。 また、価格に関しては、どちらも美容室によって異なりますが、一般的に縮毛矯正の方が高価格帯になります。仕上がりに関しても、ストレートパーマは自然なストレートやカールができるのに対し、縮毛矯正は完全にストレートになることが多く、自然なストレートやウェーブは難しい場合もあります。 最近では、多くの美容室でストレートパーマと縮毛矯正を併用した施術方法もあるため、自分に合った髪の毛の状態や希望をしっかりと相談して、プロの美容師さんに相談してみましょう。髪質や施術方法によっては、髪にダメージを与えてしまうこともあるため、丁寧なカウンセリングが大切です。
美容師が解説するストレートパーマのテクニック
美容室の中でも、ストレートパーマは人気の高いメニューの一つです。ただ、施術の仕方によっては、髪にダメージが残ってしまったり、自然な仕上がりにならなかったりすることもあります。そこで、美容師が解説するストレートパーマのテクニックを紹介します。 まず、髪質に合わせた薬剤を選ぶことが重要です。普通のストレートパーマよりも、ダメージが少なく上質な仕上がりになる、トリートメント成分が入った薬剤を使うのがおすすめです。また、髪のダメージを抑えるため、薬剤の温度や時間にもこだわります。 次に、髪の量や長さに合わせて、髪の毛を区切って巻いていく方法を説明します。髪の毛を巻く際は、根元からしっかりと毛束を掴んで、毛先までしっかりと薬剤を伸ばすようにしてください。また、巻く毛の量は、少量ずつ行うことで、均等な仕上がりになります。 施術中には、薬剤が毛先に溜まらないように注意しながら、少しずつ洗い流していきます。洗い流し中は、手を優しく動かすことが大切です。最後に水気をよく取り、ブローで仕上げます。 以上が、美容師が解説するストレートパーマのテクニックです。美容室で施術を受ける際には、ぜひ参考にしてみてください。自然な仕上がりで、ダメージを抑えた、美しい髪を手に入れることができます。
美容師が解説する縮毛矯正のテクニック
美容室で行われる中でも人気の高い施術の一つに縮毛矯正があります。髪質によっては、広がってしまう、うねりが気になるといった悩みを解消することができます。しかし、縮毛矯正施術は施術者の技術によって仕上がりに大きく影響しますので、技術レベルの高い美容師に依頼することが大切です。 縮毛矯正施術のテクニックとしては、まず、髪のダメージ状態を確認することが重要です。その上で、髪の状態に合わせて、施術の方法を選択します。一般的には、パーマをかける際と同様、太さや品質によって温度や時間を調整することで、理想的な仕上がりを追求します。 また、縮毛矯正にはストレートとボリュームダウンという2種類があります。ストレートは、きちんと縮毛を伸ばして直毛に近づける施術方法で、ボリュームダウンは、カールを残し、広がりやすい髪の毛を落ち着かせる方法です。それぞれの髪質やお客様の希望に合わせて施術方法を選択することが大切です。 美容師が丁寧にカウンセリングをし、お客様の髪の悩みを把握し、正しく施術を行うことで、お客様の満足度も高くなります。技術レベルの高い美容師に依頼し、安心して施術を受けることができるよう、縮毛矯正施術については、しっかりと知識を身につけ、適切なアドバイスを行うことが求められます。
どちらが自分に合っているのかを判断する方法
美容室には様々なスタイルや技術があり、どの美容室が自分に合っているかは悩みどころです。そこで、自分に合った美容室を選ぶために重要なポイントをいくつか紹介します。 まず、美容室のスタッフの技術力が高いかどうかを確認することが大事です。美容室のウェブサイトなどでスタッフの紹介をしているところが多いです。そこで、スタッフの資格や経験を確認し、技術力が高いかどうかを見極めることができます。 また、自分が求めるスタイルや髪質を得意としている美容室を選ぶことも大切です。美容室によって得意としているスタイルや髪質が異なるため、自分の要望に合った美容室を選ぶことが大切です。 さらに、美容室の雰囲気や価格帯もポイントとなります。自分に合った雰囲気や価格帯の美容室を選ぶことができれば、リラックスして施術を受けることができます。 以上のように、美容室を選ぶ際には、スタッフの技術力や得意スタイル、髪質、雰囲気や価格帯など、自分に合った要素をチェックすることが大切です。少し時間をかけて、自分に合った美容室を見つけてみてください。
ストレートパーマと縮毛矯正のメンテナンス方法
ストレートパーマや縮毛矯正は、髪を形状記憶することで長時間キープできるヘアスタイルです。しかし、パーマや矯正をした髪は、メンテナンスが必要です。 まず、シャンプーはしっかりと汚れを落とす必要がありますが、頻繁なシャンプーはパーマや矯正の持続性を下げます。週に1~2回程度、泡立てたシャンプーを頭皮に優しくマッサージして洗い流しましょう。 また、コンディショナーは必ず使用し、根元から10cmほどの毛髪にはつけないようにします。頭皮につけると髪が重くなるため、ボリュームダウンしてしまいます。十分すすいで、水分をしっかりと飛ばしましょう。 ドライヤーは、パーマや矯正のかかっている毛先を上に持ち上げながら乾かします。力を入れず、温風と冷風を交互にあてて、くせが戻らないようにしっかりと乾かしましょう。 ヘアアイロンを使う場合は、必ず熱保護剤をつけてから行いましょう。毛先から2cmほどの髪を軽く挟んで、3~4秒ほどあてます。毛先にアイロンがかかっていないと全体的にぼんやりとした印象になるので注意しなければなりません。 ストレートパーマや縮毛矯正は、しょっちゅうカットで調整する必要はありませんが、3~6か月に1回程度、美容室で調整してもらいましょう。カットが進むことでパーマや矯正の持続性が下がってしまうため、適度なカットでメンテナンスすることが大切です。